『タクシーは1年間で地球1周してしまう?』

いよいよ待ちに待ったゴールデンウィーク。旅行で遠出をする方も多いのではないでしょうか。

普段の通勤・通学と違うルート、違う交通機関を使って、初めての土地を訪れるのが旅行の醍醐味だと思いますが、慣れない場所では思い通りにいかないことが多々あります。

タクシーイメージ

仮に乗換案内サイトや時刻表を使って最寄駅までたどり着いたとしても、そこから先の目的地まで交通機関がなかったり、バスがあっても本数が少なかったり…。こんなときに便利なのがタクシーです。今回は、そんなタクシーに関するコラムです。

上場しているタクシー会社のうち、第一交通産業株式会社の有価証券報告書を見ると、【営業の状況】という部分にタクシー事業の車両数や走行距離はもちろん、燃料となるLPガスの消費量や価格まで、細かいデータが記載されていることを発見しました。他社では見かけない細かい情報がありましたので、今回はこのデータを参考に、ちょっと簡単な計算をしてみましょう。

タクシー事業の平成25年4月1日から平成26年3月31日の1年間で走行した距離は「375,561千km」とのこと(読みやすいように書くと、およそ3億7,560万キロメートルです。)。平成26年3月31日時点での保有台数が7,683台とあるので、単純に割り算をすると1台のタクシーが1年間に走る距離は約48,900kmということになります。地球1周がおよそ40,000kmと言われているので、軽々とその距離を超えています。

また、稼働率が86.2%とあるのは、1年365日のうちの86.2%、すなわち、約315日間走っているということでしょうか。仮にそうだとすると、1日あたりの走行距離は約155km。山手線4周半と同じくらいの距離を走っている計算となります。

とはいえ、街中にある多くのタクシーを考えると、世界一周をするはずもなく、だいたいが街中での移動でしょう。たとえ1回の移動距離が短くても、積み重ねればとてつもない距離になるということは、それだけ街中をくまなく走り回っていることになります。

今回はタクシーの車両そのものの走行距離を考えましたが、車両自体がこれだけ走り回っているからこそ、それを運転するタクシーの運転手の方も街に詳しくなるのでしょう。

連休中、初めての街に訪れる際には、走り回ってその街を知り尽くしているかもしれないタクシーに頼ってみてはいかがでしょうか。

(ネットスクール株式会社 藤本拓也)

第一交通産業株式会社

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