『最もスタバの店舗が稼いでいるのは◯◯県?』

筆者は日本テレビ系列で放送されている『月曜から夜ふかし』という番組が好きでよく見ているのですが、その中で「スタバの店舗数」で都道府県の“都会度”を比べている場面を度々見かけます。

実はこの情報、日本全国のスターバックス(以下「スタバ」)を運営しているスターバックスコーヒージャパン株式会社の有価証券報告書に記載されている「都道府県別の店舗数」を調べると、誰でも見ることができます。ただ、もっといろんな情報が書かれているので、このコラムではもう少し踏み込んで、都道府県ごとの「1店舗あたりの年間売上高」を計算して、どの都道府県のスタバが一番頑張っているのかを調べてみることにしました。

「1店舗あたりの年間売上高」ですから、都道府県ごと掲載されている「年間売上高」と「店舗数」を単純に割り算すれば求めることができるはずです。厳密に計算しようとすると、出店や閉店の時期も考慮する必要がありますが、そこまで詳しくは書かれていないので、掲載されている資料だけで計算することにします。

例として、最も店舗数が多い東京都を挙げて考えてみましょう。

昨年度にあたる第19期(平成25年4月1日~平成26年3月31日)の有価証券報告書によれば、東京都内で計上された売上高は年間約314億円。これを264店舗で稼いだという記載になっていますから、「314億円÷264店舗≒1.19億円」。すなわち、東京都内のスタバは、1店舗で年間1億1,900万円の売上があったことになります。365日で割ると、1日あたり約32万6,000円。1杯510円(Tall)のキャラメルフラペチーノに換算すれば、毎日約640杯分の売上ということになります。

かなり繁盛しているように思えますが、実は東京都の1店舗あたりの年間売上高は46都道府県中30位(鳥取県にはまだスタバがないため、鳥取県以外の46都道府県でのランキングとなります)。至る所でスタバを見かける東京都って、実は1店舗あたりのスタバの売上高を見ると真ん中より下なのです。

では、どの都道府県のスタバが稼いでいるのか。気になるベスト5を見てみましょう。

■都道府県別スタバ1店舗あたり年間売上高ベスト5(平成25年4月1日~平成26年3月31日)
【第5位】 鹿児島県
1億5,200万円(6億800万円/4店舗)
【第4位】 徳島県
1億5,667万円(4億7,000万円/3店舗)
【第3位】 岡山県
1億5,710万円(15億7,100万円/10店舗)
【第2位】 島根県
1億9,800万円(1億9,800万円/1店舗)
【第1位】 福井県
2億1,100万円(4億2,200万円/2店舗)
※スターバックスコーヒージャパン株式会社第19期有価証券報告書を元に算定。
《凡例》1店舗あたり年間売上高(全店売上高/店舗数)
ランキングの完全版はこちら

栄えある第1位に輝いたのは、福井県。福井県にあるスタバは、1店舗あたり年間2億円以上の売上がある計算で、東京都のスタバの2倍近い売上を1店舗で稼いでいる計算になります。
もちろんこの数値は単純な平均値ですし、少し古い資料が元になっているため、これだけで全てを語ることはできません。
ただ、この数値を見る限り、きっと福井県のスタバは繁盛しているはず。このゴールデンウィーク、福井県を始めとして、前述のベスト5の県に行く予定の方は、スタバを覗いてみてはいかがでしょうか。

(ネットスクール株式会社 藤本拓也)

スターバックスコーヒージャパン株式会社

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