薬が脇役のドラッグストア

薬イメージいよいよ冬の訪れが近づいてきており、筆者の周りにも風邪をひいてしまう人が増えています。
どんなに気をつけていても軽い風邪をひいてしまうことがありますが、軽い風邪であれば、とりあえず近所のドラッグストアで風邪薬を買って服用し、一晩ゆっくり休めば、どうにか快復することもしばしばです。

病院にいくほどではない軽い風邪のときはもちろん、仕事帰りで既に病院が閉まっている時間帯でも営業してくれていることの多いドラッグストアに、皆さんもお世話になっているのではないでしょうか。

ドラッグストアに行けば、風邪薬だけではなく胃腸薬やきずぐすりなど沢山の薬が置いていますが、今では薬だけではなく、シャンプーや洗剤などの日用品、ヘアカラーなどを含む化粧品、ジュースやカップラーメンといった食料品まで、多種多様なものが置いてあり、『ドラッグストア』という表現でよいのかと思う品揃えの店も増えている気がします。

という訳で、ドラッグストアで売れているものは何なのか、有価証券報告書(有報)で調べてみました。

例えば、黄色い看板と『マツキヨ』の愛称でお馴染みの株式会社マツモトキヨシホールディングス。第8期(平成26年4月1日‐平成27年3月31日)の有報の「商品別販売実績」は以下のとおりです(小売業のみ)。

医薬品 1,471億円
化粧品 1,722億円
雑貨   985億円
食品   529億円

ドラッグストアでありながら、医薬品よりも化粧品の方が売れているという結果ですが、なぜかそんなに驚きがないのは、マツキヨのお客に若い女性が多いイメージだからでしょうか。

ちなみに、他のドラッグストアチェーンの有報も調べてみると、それぞれのチェーンで売れている商品が異なるのも興味深い情報です。
ツルハドラッグを運営する株式会社ツルハホールディングスで最も売れているのが日用雑貨だったり(医薬品の1,093億円に対して1,298億円)、近畿を中心に展開する株式会社キリン堂ホールディングスで最も売れているのが雑貨等だったり(医薬品の198億円に対して422億円)、九州を中心に展開している株式会社コスモス薬品で最も売れているのが食料品だったり(医薬品の641億円に対して2,238億円)と、医薬品以外の売れ筋商品も、チェーンによって様々です。

全国展開しているドラッグストアチェーンの他、特定の地域に展開しているドラッグストアチェーンでも、株式を上場して有報を公開している企業が結構あります。
お近くのドラッグストアの品揃えと、実際の商品別の売上高を比べて、ドラッグストアごとの違いを考えてみると面白いかもしれません。

ネットスクール株式会社 藤本拓也)

株式会社マツモトキヨシホールディングス

株式会社ツルハホールディングス

株式会社キリン堂ホールディングス

株式会社コスモス薬品

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