コーヒー豆の高騰は喫茶店にとって死活問題?

コーヒー豆イメージ「有価証券報告書」の中には、【事業のリスク等】という項目が書かれています。

どの企業も、それなりのリスクを抱ええつつ、ビジネスを営んでいます。具体的にどういうリスクがあって、どのような影響が考えられるのか、投資家にしっかりと理解してもらうための部分と言えるでしょう。

この中には、どの企業にも共通するリスクはもちろんですが、業種特有のリスクももちろん書かれています。

今回は、業種特有のリスクの中から、「コーヒー豆の値上がり」にスポットを当てて、いくつかのコーヒーショップや喫茶店の気構えの違いとその原因を見ていきます。

色んなニュースや雑誌で、近年、世界的にコーヒー豆の価格が高騰しているといいます。

コーヒーショップや喫茶店を営む企業では、当然ながらコーヒー豆の価格高騰は、事業にとって大きなリスクになるでしょう。値段据え置きのままコーヒー豆の仕入れ値が上がれば利益が減りますし、値上げをすれば来店者が離れていくでしょう。

そういう訳で、コーヒーショップや喫茶店を営む上場企業の中には、「コーヒー豆の価格高騰」が事業上のリスクの1つであると書いているところがあります。ただ、その優先順位が実は大きく異なるようです。代表例として、株式会社ドトール・日レスホールディングスキーコーヒー株式会社スターバックスコーヒージャパン株式会社株式会社銀座ルノアールの4社が、【事業上のリスク等】をいくつ挙げていて、そのうち何番目のリスクにコーヒー豆の価格について書いているのか、調べてみた結果が以下のとおりです。

株式会社ドトール・日レスホールディングス:1番目/7項目中(2015年2月期)

キーコーヒー株式会社:1番目/11項目中(2015年3月期)

スターバックスコーヒージャパン株式会社:6番目/8項目中(2014年3月期)

株式会社銀座ルノアール:11番目/11項目中(2015年3月期)

※スターバックスは今年3月に上場廃止となったため、上場していた時代の最も新しい有価証券報告書を参考にしています。

どういう意図でリスクの順番を並べているのかという問題はありますが、リスクの筆頭に挙げている企業があれば、最後に挙げている企業もあり、非常に対照的です。

このことから、各社がコーヒー豆の価格高騰に対してどのように考えているのか、推測できそうな気がしませんか?

実は、財務諸表の読み方を1つ知っていれば、その裏側のからくりを少し垣間見ることができます。

ただ、字数の都合があるので、今回はこの辺で。

詳細は、来週配信のこのコラムでご紹介いたします。

(ネットスクール株式会社 藤本拓也)

株式会社ドトール・日レスホールディングス

キーコーヒー株式会社

スターバックスコーヒージャパン株式会社

株式会社銀座ルノアール

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