『クレジットカードって、いくら分使われるの?』

クレジットカードイメージ

6月といえば、多くの会社で“ボーナス”が支給される頃だと思います。大手企業では3年連続増加しているとかいないとか、景気の良いニュースも聞こえてきます。

今回のボーナスを待って、大きな買い物を計画していた方もいらっしゃるかと思いますが、そんなときに役に立つのが『クレジットカード』。今回は、このクレジットカードとの付き合い方を、有価証券報告書(有報)を見ながら考えてみましょう。

“永久不滅ポイント”と特徴的なCMで知られている「セゾンカード」を発行している株式会社クレディセゾン。同社の有報には、クレジットカードに関するいろんな情報が掲載されています。今回は、第64期(平成25年4月1日‐平成26年3月31日)の有報を見ていきます。

まず、「クレジットカードって、1人いくら使っているの?」ということです。有報の『業績等の概要』によれば、平成25年4月1日から平成26年3月31日まで(平成25年度)のカードショッピングの取扱高は、およそ3兆8,530億円。そして、利用者は約1,000万人ということなので、単純に割り算すれば、ショッピングの場面でクレジットカードを使う金額は、年間38万5千円ほどということになります。

もちろん、人それぞれ収入もカードのステータスも異なる訳ですし、1人で複数枚のクレジットカードを持っていることも珍しくないため、その分も考えるべきですが、きっと何かの目安になるでしょう。

特に、まだ就職して間もない若い方の中には、ボーナスでテンションが上がってしまって、買い物をしすぎるかもしれません。「平均を超えたらちょっとヤバイかも…?」という風に考えて、使いすぎを防いでみては、いかがでしょうか。

とはいえ、クレジットカードも上手に付き合えば、現金で支払うよりも便利でお得だと言われています。その最たる例が、クレジットカードを使うことで付与される「ポイント」です。

クレディセゾンでは、『永久不滅ポイント』を謳っており、ポイントが利用されることで生じる費用の相当額を「ポイント引当金」という負債に計上しています。平成26年3月末の時点で、その金額は約774億円。先ほどの利用者数で割ると、1人が持っているポイントの価値は7,739円となります。

年度内で使われたポイントは決算書に登場しないため分かりませんが、分かる範囲で考えると、クレジットカードで年間38万5千円分のお買い物をして、次の年度に7,739円分のポイントを持ち越すのが、セゾンカードの平均的な利用者ということになります。「ちりも積もれば山となる」という言葉があるように、それだけの価値のポイントが付くのであれば、有効活用したくなりますね。

大きなお金が動くボーナスの季節。クレジットカード会社の有報から、クレジットカードとの付き合い方を考えてみてはいかがでしょうか。

(ネットスクール株式会社 藤本拓也)

株式会社クレディセゾン

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