ぐるなびはお店からいくら貰っている?

3月から4月に掛けてのこの時期は歓送迎会で、また、4月末から5月に掛けてのゴールデンウィークであれば旅先などで、どうしても難航する「お店探し」。

でもインターネットは便利なもので、今ではスマートフォンを使えば、その場でお店を検索して、写真つきのメニューを見て選び、そのまま電話を掛けて空席を確認したり、インターネット経由で予約したりすることができます。
そんな便利なサービスの代表格と言えば『ぐるなび』ではないでしょうか。

今回は、この『ぐるなび』を運営する株式会社ぐるなび(以下、「ぐるなび」)の有価証券報告書(有報)を見てみましょう。

上にも書いたとおり、ぐるなびは非常に便利なサービスですが、不思議なことにお店を探す私たちがぐるなびにお金を払うことはありません。しかし、ぐるなびもボランティアではなく上場企業です。どこかで収益を稼いで運営資金を確保しないと会社が続きません。

では、どこで収益を稼いでいるのかというと、その大半がぐるなびに加盟している飲食店からです。

ぐるなびの有報の【事業の内容】にも、基盤事業の1つ目に「飲食店販促サービス」が記載されています。
ぐるなびサイトの様々な機能を通じて、飲食店の集客をサポートする業務を収益の柱としているようです。

第26期(平成26年4月1日‐平成27年3月31日)の有報の【業績等の概要】には、このサービスの有料加盟店舗数が平成27年3月31日時点で53,263店舗もあり、店舗当たり月間契約高の平均金額は43,093円ということだそうです。
有料の販促サービスに加盟している飲食店から毎月43,000円ほどを受け取りながら、私たちのような「店探し」をしている人たちに情報提供を行っていることになります。

単純計算すれば、1店舗から1年間に貰う金額は月間契約高43,093円の12倍なので517,116円、そんな店舗が53,263店舗ある訳ですから、掛け算すればぐるなびがお店から受け取る年間の収益は総額で約275億円ということになります。

お金を受け取っているお店の情報が出ていることをどのように感じるかは人それぞれかもしれません。
しかし、急な飲み会のセッティングや知らない街でのお店探しに便利なのは間違いないと思います。そのためには、このような仕組みが必要だと言えるでしょう。(ネットスクール株式会社 藤本拓也)

株式会社ぐるなび

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