ジーンズメイトでジーンズよりも売れているもの

株式会社ジーンズメイト(以下、「ジーンズメイト」)は、社名のとおり、ジーンズを始めとするカジュアルウェアや雑貨などを販売する専門店チェーンです。

約1年前のデータになりますが、第55期(平成26年2月21日 ‐ 平成27年2月20日)の有報によれば、関東・東海・近畿エリアを中心に、全国で97店舗を展開しています。

さて、このジーンズメイトの店舗に足を運んだことがある方だとお分かりだと思いますが、冒頭にも書いたとおり、決してジーンズ専門店という訳ではなく、シャツやトップスの他、靴下なども店頭に並んでおり、その気になればジーンズメイトで「全身コーデ」も可能な品揃えになっています。

そのためというべきか、有報の「商品部門別売上高」を見ると、社名からは想像できない事実が分かります。

第55期のジーンズメイト全体(ジーンズメイトが運営する他ブランドを含む)の売上高は、10億円弱。
そのうち、ジーンズを含む「ボトムス」部門の売上高は3億円弱と、全体の3割ほどにしかなりません。

最も売れているのは「ボトムス」ではなく、シャツやTシャツ、ジャケットなどが含まれる「トップス」部門で、その売上高は約4.8億円。ジーンズメイト全体の売上高のほぼ半分がトップスで占められているということになります。

ちなみに、もう1つのグループである、ソックスや雑貨が含まれる「小物」部門の売上高は2億円ほど。
ジーンズメイトで売れているボトムスと小物を合わせた金額とトップスだけの金額がほぼ同じということになります。

しかし、よくよく考えるとジーンズは元々、鉱夫たちの作業着として考案されたもので、その耐久性が魅力のアイテムです。耐久性が高ければ、当然ながら買い換える頻度が他のアイテムより少ないのも納得です。
さらに、ジーンズを重ね着する人はなかなかいないと思いますが、「上着とインナー」と言った具合に、トップスはトップス同士での組み合わせも色々と考えられるため、それだけあれこれ考えて購入する人が多ければ、その分、売上高が伸びるという考え方もできます。

そのような見方をすれば、ジーンズメイトは単に「ジーンズだけを販売している」訳ではないという広がりのある展開をしていると言えるでしょう。
ファッションに自信がある方は、ジーンズメイトの売上高の比率に合わせて、「トップス5:ボトムス3:小物2」という割合でコーディネートをしてみても面白いかもしれません。(ネットスクール株式会社 藤本拓也)

株式会社ジーンズメイト

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