バレンタインデーに懸けるモロゾフの熱い想い

2月14日はバレンタインデーです。日本ではおそらく、クリスマスと並んでお菓子が売れる日でしょう。
チョコレートやお菓子に関係する会社の多くが「バレンタインデー」に対して並々ならぬ想いがあるのではと考え、有価証券報告書(有報)の中身が検索できるEDINETで「バレンタインデー」と検索してみました。

しかし、検索期間(2016年2月3日から過去1年間)で「バレンタインデー」という単語を有報に含めた上場企業はわずか10社強。しかも、この時期になると有名なタレントさんを起用して派手に広告展開する製菓メーカーなどはこの中には含まれていません。
おそらく、以外にも全体の売上高に占めるバレンタインデーのチョコレートの売上高がそれほど高くないのかもしれません。

その中で、ひときわ熱い想いが伝わる表現でバレンタインデーを自社の有報内で取り上げている企業がありました。それが、モロゾフ株式会社(以下、「モロゾフ」)です。

第85期(平成26年2月1日‐平成27年1月31日)の有報のうち、記載があるのは【研究開発活動】という箇所。新製品の開発や新ブランドの立ち上げなどが書かれているこの箇所のうち、「イベント商品」に関して書かれている段落から該当箇所を抜き出すと…

『また最大のイベントであるバレンタインデーでは、各商品群をリニューアルするとともに、新規ブランドとして「ジェムルージュ」、百貨店グループ別の限定ブランドとして「リッカティル」、「フィオレット」を開発し、希少性とファッション性をアピールいたしました。また、新たな取り組みとして、海外ブランド「レダラッハ」を展開し、バレンタイン市場の拡大に努めました。』

バレンタインデーを『最大のイベント』と位置づけ、かなり詳細にバレンタインデーに対する取組みが記されています。

では、モロゾフにとってバレンタインデーは本当に大きな存在なのでしょうか。

同じく有報から、第85期の売上を四半期(3か月ごと)に区切ったデータを見ましょう。
 第1四半期(2月~4月):75億1,093万円
 第2四半期(5月~7月):57億4,080万円
 第3四半期(8月~10月):46億462万円
 第4四半期(11月~1月):98億7,802万円

時期的にクリスマスやお歳暮、年末年始のご挨拶などがある第4四半期の売上が大きいのは当然として、バレンタインデー以外にお菓子の需要が大きくなる要素の少なそうな第1四半期の売上がその次に大きいことを考えると、モロゾフにとってはやはり『最大のイベント』なのかもしれません。(ネットスクール株式会社 藤本拓也)

モロゾフ株式会社

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